Hebiの日記

白い紙と暮らす日々

氷の下の山椒魚

子どものころ沢ガニをつかまえたという、夫の実家の横を流れる小川は、いまではコンクリートで固められている。

折からの冷え込みで凍りついた川面の下を、ごくわずかな水がゆっくりと流れていた。透きとおる薄ら氷ごし、空気と水とがせめぎあうさまは、ぬめる生き物のようにみえる。

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