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Hebiの日記

白い紙と暮らす日々

最後の一葉

このところ気ぜわしくて、昨日久しぶりに手帳を開いたら、もう今年最後のページに入っていたことに気づいた。

かつては毎日予定が書き込まれていたこの手帳も、最近は息子の予防接種と夫の飲み会(!)くらいしか 記述がない。息子のことは別の育児日記につけていて、他にはたいして書くこともないし、来年の手帳はどうしようかとも思ったのだけれど、結局同じものを用意してある。

何年も後に見返したとき、白紙であれば白紙なりに、今の生活の記録になるだろう。

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日々の松風

柳宗理が亡くなったそうだ。 

ひとり暮らしを始めて数年間、電気ポットでお湯をわかしていた。その電気ポットがこわれてからしばらくは、鍋でお湯をわかした。 

ある時思いたった。こんなに毎日使うんだから、いいやかんを買おう、と。それで高速バスで何時間もかかる東京まで行って、東急ハンズ柳宗理のつや消しのやかんを買って大事に持ち帰り、それから十年近く使い続けている。 

世界中で使われている、とても有名なやかん。 すぐお湯がわく、安定した広い底。手前に向かって優雅に湾曲し、傾けやすい取っ手。たくさん、正確に注げる大きな注ぎ口。何回か空焚きし、落ちない汚れがしみこんだやかん。

これから先もずっと、嬉しいとき、悲しいとき、これでお湯をわかしてお茶を飲むだろう。

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素材の味

このところ息子には毎日食べさせていたカボチャ。夫がイモやカボチャや豆といったでんぷん質のものをあまり好まないので、大人の食卓にはしばらく上っていなかった。 

昨日は冬至だったので、両親が家庭菜園でつくった坊っちゃんカボチャを横一文字に切って、バターをのせ、レンジで加熱しただけのお手軽な一皿を供したところ「バターが美味しい」と好評だった。そこじゃないんだけどなぁ…。

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私はオニ

ようやくずりばいを始めた息子は、ちょっと目を離すと頭の向きが変わっていたり、いたはずの場所から二三歩先で半笑いでこちらを振り向いていたりする。

ゲームの自覚なしに二人で「だるまさんがころんだ」をやっているようでおかしい。

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流氷の天使?

 夜中に眠い目をこすりながら授乳して、さて寝ようと思って布団に入る。が、隣には毛布から出した両手をぱたぱたさせながら上機嫌で甲高い声をあげている息子。

そのかわいいんだけれど脅威でもある、ぱたぱたが何かに似ているとずーっと思っていたら、今日やっと分かった。google:クリオネだ。脅威のところも含めて。

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手持ちのクリオネ写真がどこかに紛れてしまったので、かわりに葛西臨海水族園で撮ったお気に入りの一枚。 

白いカイト

今日も一日よく晴れた。

冬の日が傾くのは早くて、山の端にかかってきたので、洗濯物を取り込もうと思ってベランダへ出た。 子ども用の肌着はとても軽くて、ちょっとした風でも落ちてしまうので、ハンガーをとめるY字ピンチが欠かせない。 ピンチを外したとたん、風をはらんで物干し竿の端から端までつつつっとなめらかに滑っていった。それがまるで白い小さな凧みたいで、おもわず見とれてしまった。

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かへり咲きの花も見ゆ

 良く晴れてあたたかい日が続くので、田んぼの土手には蒲公英やら瑠璃唐草(あえてこう呼ぶ)やら春の花が咲いている。

今日、畑仕事の帰りに寄った両親から、なんとフキノトウまでもらってしまった。おもわぬ賜物に何度読み返したか分からない『リトル・フォレスト』を出してきて、ばっけ味噌をつくってみた。 心なしか、春のそれより苦みが強い。

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